ウエスタン・リーグのオリックス戦を7年ぶりにペイペイドームで開催した。16年8月23日の広島戦(当時ヤフオクドーム)以来。

試合前練習、サイン会、君が代斉唱、ハニーズによるパフォーマンス…。1軍と全く同じ演出が行われた。

小久保裕紀2軍監督(51)は「少しでも1軍を目指すモチベーションやきっかけになれば、という思いはもちろんありました」とその意義を語った。16年に開業したタマスタ筑後の集客増を目指したことやコロナ禍もあって空白が続いたが、現場の要望も踏まえようやく実現。「3試合できるので、プレーしたことのない選手は全員出すつもりでいます」と明かした。

先発は高卒3年目の田上奏大投手(20)。今季のウエスタン・リーグ開幕投手を任せた右腕に「記念試合」を託した。小久保2軍監督は「ゆくゆくはここ(ペイペイドーム)で軸として回ってほしい。そういうピッチャーになってもらいたい」と期待感を明かした。田上は6回途中3失点で、試合も3-4で敗れたが、田上は「高ぶりました。やっぱり1軍の舞台で投げたい」と、目標を再確認し、充実の汗を流した。

近い将来、1軍選手として活躍が期待される若鷹たち。17、18日と続くペイペイ開催で、1分1秒も無駄にできない。【只松憲】

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