阪神が今季最多の貯金11に増やした。広島に競り勝って2連勝で、3カード連続となる勝ち越し。今季最多4万2600人が詰めかけた日曜日の甲子園に、六甲おろしが響き渡った。

盤石の試合運びだった。先制点は3回。2死二塁から中野拓夢内野手(26)がアンダーソンから右前適時打を放った。4回には2死一、二塁から梅野隆太郎捕手(31)が中前適時打を放ち、2-0とリードを2点に広げた。梅野にとっては3月31日のDeNAとの開幕戦以来、51日ぶりに適時打。8回にも梅野の右前適時打で2点を追加した。

投げては先発の才木浩人投手(24)が6回2/3 5安打1失点(自責0)、7奪三振と力投。その後もリリーフが踏ん張った。才木は4月30日以来、21日ぶりの1軍先発マウンドで今季2勝目を手にした。