ソフトバンクの連勝が3で止まり、3位に転落した。

先発した新加入右腕のガンケルが5回8安打5失点。万波、マルティネスにそれぞれ2ランを浴びるなどアーチ攻勢に屈した。今季初黒星のガンケルは「調子自体は悪くなかったし良いボールも多かったと思います。でも、もう少し厳しく攻めなければいけなかった」と肩を落とした。

1-1の3回2死一塁。万波の左翼への2ランが決勝点になった。初球の内角寄りスプリットをうまくコンタクトされた。藤本監督は「コースはいいコースやったけどね。打った選手をほめるしかない」と、23歳の若きスラッガーに脱帽。1-3の5回、マルティネスには先頭への四球から左翼への特大2ランだった。指揮官は「まあ結局四球からのホームランやからね。あれが一番痛い」と勝負の分かれ目を振り返った。

日本ハムのチーム本塁打31本のうち、ソフトバンクは14本を献上。今3連戦は2勝1敗と勝ち越したが、全試合で本塁打を浴びた。敵地エスコンフィールドで8被弾、本拠地ペイペイドームでは6被弾。残り14試合を控えているだけに今後の修正が必要だ。

26日は福岡へ移動。27日から首位ロッテとの本拠地2連戦に向かう。相手の予想先発はリーグ2位の防御率1・51を誇る種市と、「令和の怪物」佐々木朗。藤本監督は「いい投手が2人来る。何とか勝てるように頑張ります」とファイティングポーズを崩さなかった。【只松憲】

▽ソフトバンク斉藤和コーチ(先発ガンケルについて)「登板後に話したら『全部甘かった』と言ってた。打たれる球って大体甘いから。それをしっかりとケアしていかなきゃいけない」

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