4年ぶりに出場の創価大(東京新大学)が富士大(北東北)に敗れ、初戦敗退となった。2点のリードを奪うも、7回に逆転を許した。

2回無死、立石正広外野手(2年=高川学園)が「間合いを大事にして、とりあえず振ろうと思っていた。感触は良かった」と高めに浮いた初球のスライダーを右翼席ギリギリ運び、先制点を挙げた。3回にも、初球を詰まりながら右前に運び2打点目。積極的な打撃が光ったが、4回以降のチャンスを生かせなかった。

先発の田代涼太投手(3年=帝京)は6回まで被安打3、無失点と好投したが、7回に崩れた。先頭に内野安打で出塁を許すと、2者連続で三塁打を浴び3失点。あと1歩粘れなかった。2ー3の8回には、2番手の松下静(4年=静岡)が痛恨の2ランを被弾。点差を3点に広げられた。

試合後、佐藤康弘監督(55)は、7回の田代の投球を振り返り「追い込んだところから打たれた。もう少し粘ってほしかった」と悔やんだ。先制ソロの立石は、「リーグ戦を優勝して、通用するかなと思っていたが初戦負けで悔しい」としつつも、「秋に向けて自分が(チームを)引っ張って行くくらいの気持ちで頑張りたい」と前を向いた。