開幕5連勝以来の4連勝を呼び込んだのはヤングスワローズだった。「びっくりした」というプロ初の中堅スタメンに、ヤクルト内山壮真捕手(20)が結果を出した。2-3と逆転を許した直後の7回1死二、三塁。ロッテ美馬の145キロ直球を捉え、逆転決勝打となる右翼フェンス直撃の2点適時打を放った。

「犠牲フライは大丈夫かなと思ったんですけど、意外と伸びてくれました」と風にも乗った。3回の第1打席でも左中間へ二塁打。捕手が本職だが打撃力を買われ、今季は左翼として出場する機会が多かったが初めての中堅に「新しい景色だった。(両翼の)青木さんとサンタナと声がけの確認をした」と語った。

チームは6月に入り全勝。交流戦を優勝した昨季も19勝4敗と相性の良い月だ。内山は「今年も交流戦を優勝できるように頑張りたい」と、5月の12連敗を払拭する「逆襲の6月」を現実のものとする。【三須一紀】

▽ヤクルト清水(球団タイ記録となる通算127ホールドを記録)「実感はないけどうれしい。これからも伸ばしていければ。チームの雰囲気も良いのでこれをつないでいきたい」

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