2年連続出場中だったJR東海(名古屋市)が本大会行きを逃した。

4点を追う6回、代打の上神雄三内野手(23=関大)、山本晃大外野手(23=慶大)のルーキーコンビの連続適時打で一時は1点差に詰め寄った。しかし、中盤の4失点が重くのしかかった。

今季就任の井上裕貴監督(41)は「大会を通じて選手はよく頑張った。こちらがうまく試合を運べなかった。僕の責任です。若い選手たちが負けたことをどう感じてくれるか。深く受け止めて、また次に向かってスタートしていくしかない」と神妙な表情だった。

代打として初の予選を戦った上神は「個人的にはいい経験ができた。次はスタメンを取れるように頑張りたい」と主力としての巻き返しを誓った。

日本製鉄東海REX(東海市)は10日に最後の1枠をかけた決定戦に進む。

4回に集中打で2点先取。5回はベテラン加藤辰祐外野手(34=龍谷大)の2ランでリードを広げた。6回のピンチで登板したドラフト候補の加藤優弥投手(21=金沢龍谷)が適時打2本を浴びたが、8回に大塚太一外野手(24=神奈川工科大)のソロも飛び出し、厳しい試合を制した。