ロッテ美馬学投手(36)が7回4安打1失点と好投したが、今季5戦目登板での初勝利はお預けとなった。

3回に四球、安打、失策で無死満塁を許すも、内野ゴロ間の1点のみに抑えた。「やっと投げきれた感じです。ピンチのところで2点でしのげたことが一番。前回はフォアボールから(失点)だったので、ストライク先行でいくことを意識して、なんとかゴロをみたいな感じ」。21個のアウト中、内野ゴロ13、4奪三振と低めに集める持ち味は発揮した。

昨季は5試合目の先発となった5月11日のオリックス戦で初勝利を挙げた。だが、今季は6月になっても白星が遠い状況だ。それでも「こういう試合もなかったので、良い流れをつくれたんじゃないかと思います。自信を持って投げられるようになってきた。勝ちはいつかついてくるかな。良い投球が出来たので気持ち的には今日でちょっと楽になった」と手応えを得た99球だった。

3回には楽天時代以来4年ぶりとなる左前にポテンヒットも柳から放った。自身4安打目だが、ロッテでは初ヒット。「なんか分からないですけれど(ボールが)返ってきた。くれたので、もらっておきました」と笑顔。白星の代わりにはならないが、記念の白球は手にした。【鎌田直秀】

【動画】実は右投げ左打ち 美馬学がロッテに移籍後初ヒット!技あり流し打ちで左前へ運んだ

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