1部6位の駒大は2部優勝の東洋大に連敗を喫し、17年秋以来の2部降格が決定した。大倉孝一監督(60)は「もう力。力がそのまま出た。考えないといけないところ、走塁、配球をふくめて、野球選手として必要な能力が低い。十分戦えるものは持っているが、そういう能力が低い」と話した。

打線は、6回まで東洋大の野沢秀伍投手(4年=龍谷大平安)に無安打に抑えられた。7回に2死満塁のチャンスをつくったが、あと1本が出なかった。8回1死一、三塁では、主将の岩本皓多捕手(4年=関西)が空振り三振。悔しそうな表情でベンチに戻った。

先発の高井駿丞投手(3年=広島商)は4回を2失点の粘りの投球。3投手の継投で3失点に抑えたが、完封負けを喫した。

試合後、スタンドへあいさつした後で泣き崩れる選手たちもいた。2部で戦う秋に向けて「メンバーの入れ替えもしないといけないかもしれない。落ち着いて、1つずつやっていきます」と前を向いた。