楽天田中将大投手(34)が7回1失点と好投し、日米通算194勝目を挙げた。99球を投げ、5安打1失点に抑え、今季4勝目をマークした。東京ドームでの勝利は10年ぶり。

「状態は上がってきているので、直球系がしっかりと投げられて、変化球も生きたと思います。今日もバックの守りに助けられて、緊張感のある試合ができたので感謝したいです」

交流戦明け、最初の登板。前日、リスタートか、と問われると「頑張りまーす」と肩の力を抜いて答えた。「どのチームが相手でも一緒。先頭バッターを出すと得点につながる確率が上がる」。初回、先頭の中村晃に三遊間を破られそうな当たりを打たれた。だが、三塁村林が横っ跳び。ゴロに仕留め、波に乗った。3回には2死満塁を迎えるも、栗原を1球で一ゴロ。スプリットを低めに制御し、タイミングをずらした。直前の柳田には、150キロの直球でぐいぐい押した。10球の末、四球にはなったが、硬軟織り交ぜソフトバンク打線を抑えていった。6回先頭で柳田にソロを打たれたが、経験値の詰まった投球だった。

チームは前日まで今季3度目の5連敗を喫したが、連敗ストップ。田中将自身、不本意なことも多いシーズンとなっているが、浮上へ向け腕を振る。最後はファンに向けて「まだまだここからいきますので、ともにがんばりましょう」と呼びかけた。

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