ソフトバンクが楽天に3連敗を喫し5日ぶりに首位陥落した。
チームにとって杜(もり)の都・仙台は鬼門なのか。6カード連続勝ち越しを決めて乗り込んだ敵地で2戦連続で先発投手が6失点し連敗すると、3戦目は先制しながら失策が絡んで痛恨の逆転負け。今季2度目の同一カード3連敗に試合後の藤本監督の表情も険しかった。
「ミスをやっても取り返すという気持ちが大事ですよね。そういうとこだけです」。指揮官が振り返ったのは1点をリードした直後の3回裏。先発石川が先頭太田に四球を与え出塁を許すと、続く1番村林は三ゴロに打ち取ったものの、三塁栗原が捕球後にボールを握り損ね落球(記録は三失)。併殺コースが、一、二塁のピンチを招くと3番小郷に右前へ同点打。さらに浅村に勝ち越しの14号3ランを右中間スタンドに運ばれてしまった。「ホームランを打たれた浅村にもキャッチャーが構えたところに行っているし、いいコース。(ここ)4試合の中では(先発は石川が)一番良かったんじゃないですか」。藤本監督は6回111球を投げ4安打4失点(自責0)の石川の投球を責めることはなかったが、栗原の奮起も見たかったのだろう。6回1死一、二塁の好機には二ゴロ併殺打に倒れてしまった。
8日の試合前にはセットアッパーのモイネロの左肘関節炎が発覚し登録抹消。さらにこの日は遊撃レギュラーの今宮が体調不良のため欠場した。今季3度目の3連敗は先発陣が崩れ計19失点。「先行逃げ切り」のゲームパターンに戻すためには、何としても先発投手の踏ん張りが必要。チームはゲーム後に空路大阪へ移動。今日10日は「鷹の祭典」第2ラウンドとなる西武戦(京セラドーム大阪)に挑む。同イベントは昨年1勝8敗、今季も6月26日楽天戦(東京ドーム)で黒星を喫している。首位再奪取へ向け、さらなる連敗は絶対に阻止しなければならない。【佐竹英治】
○…4敗目を喫した先発石川は悔しさをかみしめながらも投球の手応えを感じ取った。「やっていることが内容として出ていたんで、次につながる登板になったとは思う」。3回に味方のエラーも絡み4点(自責0)を奪われたが、6回を散発4安打。ゲーム中に失策した栗原が謝ってきたことを明かし「(自分の投球で)もう少しどうにかできたんじゃないかと思う」と悔しげに話していた。
○…柳田が意地のタイムリーを放った。3回2死一、三塁から藤井のカウント2-2からの変化球を中前にはじき返す先制打。「追い込まれてしまいましたが、集中して打つことができました。チャンスを生かすことができて良かった」。キャプテンの5試合連続打点で先手を取ったものの、チームは逆転負け。試合後は言葉少なに移動のバスに乗り込んだ。



