ロッテ高卒4年目サイド右腕の横山陸人投手(21)がプロ初セーブを挙げた。

3-2の9回に登板し、先制打の日本ハム万波らを150キロ超の直球とカットボールなどで3者凡退。「ちゃんと歩けているか分からないくらい緊張していた。マウンドで足を上げたら膝が震えていた」。打者が立ったら開き直れ、持ち味が出せたのは交流戦ごろから。同点やリード場面も任された経験が実った。「セーブの記録が1つ残ったことはうれしい。積み上げていきたい」。仲間に祝福され記念球を受け取ると、表情が一気に笑顔に変わった。

師と仰ぐのは自主トレをともにする守護神益田だ。この日は益田とペルドモがブルペンにはいたが休養日。「益田さんから『お前が9回いくよ』と言われて緊張もしたけれど覚悟を決めました」。益田イズムを身近で感じ、たたきこんでもらい、打たれた時は試合後の焼き肉で心をいやしてくれる偉大な存在でもある。

「力強いボールが投げられるようになったのは今冬の自主トレのおかげ。とにかく走って、走って、走って。めちゃくちゃつらかったけれど、あれだけやったから今がある」。球速も1年で約5キロアップ。6月15日の中日戦では同点の延長12回に登板し、自己最速155キロで0封したことも自信を得た1試合だ。「いつかは追い越すとは言い過ぎかもしれないですけれど、追いつけるように。セーブシチュエーションに割って入れるように」。

次の目標にドラフト同期の佐々木朗との勝利リレーもある。「いつかは朗希のあとを自分が投げて、抑えたい」。“益田2世”襲名へ、まだまだ修行は続く。【鎌田直秀】

◆横山陸人(よこやま・りくと)2001年(平13)8月5日、東京都生まれ。小学3年時に南篠崎ランチャーズで野球を始める。中学時代は軟式野球部に所属。3年夏の全国大会で準優勝。専大松戸では2年秋からエース。3年春は県大会準優勝。甲子園出場はなし。19年ドラフト4位でロッテ入り。21年5月26日阪神戦でプロ初登板。179センチ、86キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸670万円。

▽ロッテ吉井監督(横山の成長に)「入ってきた時のキャンプから朗希に負けない強い球を投げていた。いつかは1軍で投手陣のレギュラーになると思っていた。体力もついているし、ストレートも変化球も強い。あとは心を強くしていけばと楽しみにしています」

▽ロッテ益田(普段からかわいがっている横山の初セーブに)「自主トレの時から良かったですし驚きはない。これから浮き沈みも絶対にあると思うけれど、調子の悪い時に何が出来るかが大事。それが出来なきゃダメ」

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