巨人坂本勇人内野手(34)が13日、6月度の「月間スカパーサヨナラ賞」を受賞した。6月16日の楽天戦(東京ドーム)の2点を追う9回無死一、二塁、楽天酒居のフォークを左中間席へ運んだ。10号3ランで自身10年9月21日横浜(現DeNA)戦以来13年ぶり、4651日ぶりのサヨナラアーチでチームを6連勝に導いていた。

坂本の同賞受賞は16年5月以来3度目。「何年ぶりに選ばれたかちょっと覚えていないけれど、久しぶりにサヨナラ本塁打という形でこのような賞をいただけて素直にうれしい。負けている試合でも最後まで諦めずに本気でやることが責任だと思うので、もっともっとサヨナラ安打や本塁打を打って、この賞をもらえるように、ファンの方とともに頑張りたい」と力を込めた。

現在は6月23日広島戦(マツダスタジアム)の走塁時で痛めた、右大腿(だいたい)二頭筋長頭肉離れの影響でファーム調整中。屋外でのフリー打撃や軽めのランニング、軽めの守備などは行っているものの、1軍復帰までのステップを少しずつ踏んでいる段階にいる。「もう少しいけそうな気もするし、今のままじゃ、まだちょっと時間がかかるなという感じ。打つことに関しては問題なくやれていますし、走る部分だったり、守備でいい状態で守れないと、なかなかごまかせないポジション」と打撃への手応えを口にしながらも、遊撃での復帰を考慮して慎重な姿勢を示した。