ファーストピッチセレモニーで、競泳のリオ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリスト萩野公介氏(28)がマウンドに上がった。「緊張しました。合格点をあげたい」と自己評価した投球は、ベース付近でワンバウンドして捕手を務めたオリックス杉本裕太郎外野手(32)のグラブに収まった。「純粋にデカイと思いました。さすがラオウだと。手が大きかったです」と握手し、記念撮影した。

始球式は初体験だが、幼少期から球場にも足を運ぶなどの野球好きだ。「人生で2度とない日で貴重なこと。お祭り感を味わえましたし、野球ファンとしてありがたかったです」。東京ドームの観戦の際には巨人菅野にチケットをお願いしたこともあるほど、プロ野球選手との親交もある。

今年は野球のWBCに始まり、現在は世界水泳が福岡で開催中。女子サッカー、ラグビー、バスケットボールなどW杯開催が続く。「いろいろなスポーツそれぞれにファンがいらっしゃる。スポーツ好きの方たちの持つパワーはすごい。コロナでなかなか試合に行けなかったり、久しぶりの有観客だったり。水泳も東京五輪は無観客だった。熱感、盛り上がりは選手が一番感じるので、選手たちに熱を感じてほしい」。各競技でファンの熱い応援を願った。【鎌田直秀】

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