巻き返しを期す5位西武の8月初陣を、エースの高橋光成投手(26)がすがすがしく飾った。7回無失点で8勝目。スコアボードに並べた「0」は3試合またいで25イニングに。3球連続ボール球も4度あり「疲れましたね、今日は。でもまた成長できたのかな」と、明るく前を見た。
2戦続けて本拠地ベルーナドームで完封勝利してのこの日は、7回118球でお役御免に。名残惜しさを問われ「こればっかりは全くない。投げすぎたかな」と笑ったが、要所を3併殺や連続三振でしのぎ、個人防御率は再び1点台になった。チーム防御率2・93もリーグ1位。松井監督も「エースとして先陣でよくやってくれている」と開幕からローテーションを外さない背番号13をたたえる。
過去2戦、9回のマウンドへ向かいながらの拍手、歓声に「鳥肌が立つ」と表現した。またしてもの好投で勢いづけたこの夜は、瞳が輝いた。視界は青、青、青。「青一色ですごくかっこ良かった」。8月の本拠地ではレジェンドブルーの「蒼空(あおぞら)ユニホーム」を選手もファンもまとう、記念すべきその初戦。フラッグ揺らめく青空に、彩雲のような美しい白星を浮かべた。【金子真仁】



