中日が今季初の2ケタ11得点の猛攻で球団通算5500勝を達成した。

主役は移籍1年目の細川成也外野手だった。本拠地では通算5戦4敗だったサイスニードから3回に15号2ランを放って天敵右腕をKOすると、8回にはダメ押しの16号2ラン。1回の2点適時打を含め3安打6打点と大暴れした。プロ7年目で特別な1日となった25歳は「(バースデーソングで)祝ってもらったのは初めて。その声援のおかげで打てました。最高の誕生日です」と会心の笑みを浮かべた。

1936年4月29日、大東京に勝利してスタートした球団勝ち星は5500勝となったが、現状は借金20の最下位と厳しい。立浪監督は「歴代OBの方が積み上げてきた記録だと思う。歴史のある球団でもある。今は低迷しているが、これからも1つずつ、勝ちにつながるゲームができるようしっかり戦っていきたい」と引き締めた。

▼球団通算5500勝=中日 4日のヤクルト15回戦(バンテリンドーム)に勝利して達成。初勝利は名古屋時代の36年4月29日大東京戦(甲子園)で、通算成績は5500勝5253敗376分け。5500勝到達は巨人、ソフトバンク、阪神に次いで4球団目。

▽中日岡林(セ・リーグタイ記録の1試合2本の三塁打で勝利に貢献。連続試合安打を18に伸ばし)「しっかり振った中での結果。必死に走りました」

▽中日松葉(5回5安打1失点で今季初勝利)「久しぶりの1軍での登板も、情けない内容で野手、中継ぎに迷惑をかけてしまいました。次の登板までには必ず修正します」

【動画】中日細川成也がバースデー弾 左中間にダメ押しの16号2ラン

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