プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)による理事会・実行委員会が7日、都内で行われた。

3団体が公募に応じたファーム拡大について、来季からの参加を認める団体には、9月29日のオーナー会議で内定を出すことを努力目標とすることが確認された。NPB井原敦事務局長は「審査はこれからなのでどうなるか全く分からないが、仮に来年シーズンから参加いただくという結論になったときは、チーム編成のために、それぞれの球団が0から選手を集めることになる。編成の活動を始めるときに『内定してます』という前提がないと声をかけられないし、人を集められないのは当然あると思う」と説明した。

11月のオーナー会議で最終承認する予定だが、その前に内定を出すことで、新球団のチーム作りがスムーズに進むことを後押しする。近く、3団体に質問事項を送付。8月中に現地調査やヒアリングを進める。

プロ野球選手会が求めている“投げ抹消”される先発投手へのFAに必要な登録日数加算については、井原事務局長は「だいたい、まとめている」と、対案があることを明かした。

また、オーナー会議の指示に従い、ピッチクロックの検討を開始したことが報告された。

NPBファーム拡大説明会に10弱の団体が参加 加入手数料、参加預かり金は計数千万円