オリックス山本由伸投手が「運」も味方に、7回4安打無失点で両リーグトップ11勝目を挙げた。

「粘られながら、ピンチの場面も運良く切り抜けられたので助かりました」。2点リードの5回1死一、三塁。この日唯一のピンチで、初球フォークをはじき返した荻野の痛烈な打球は三塁線へ飛んでいくも、宗が好捕。三塁走者のブロッソーも戻れず、わずか1球で大きな危機を脱した。

「初球スイングが来るのは分かっていた。しっかりいい高さに投げられて、いいところにたまたま飛んだのでラッキーでした」。狙い通りの制球力が呼んだツキ。お立ち台では無邪気にジョークを交えて、ファンを沸かせた。「打ち取っていたんで、宗さんじゃなくても捕れたかなと。ふふふ。ウソです。運が良く、感謝しています」。カード頭で110球の熱投。エースの仕事を果たした。

【関連記事】オリックスニュース一覧