専大は駒大に敗戦し、開幕戦勝利とはならなかった。ドラフト候補の最速152キロ右腕、西舘昂汰投手(4年=筑陽学園)は、NPB11球団28人のスカウトが見守る中で先発登板し、4回を投げ5安打2失点(自責1)だった。

この日は球場表示で最速147キロの直球と要所で変化球を混ぜ4つの三振を奪った。「フォークボールで空振り三振を2つとれたのは収穫」と振り返った。ヤクルト小川GMは「真っすぐの投げ分けが出来ていてすばらしい球を投げている」と話し、西武潮崎編成グループディレクターは「エンジンが大きくて伸びしろも感じるし今の魅力もある」と評価した。

チームは2点ビハインドの9回に1点を返すも惜敗した。斎藤正直監督(63)は「春より粘り強くなった。負けたのは残念ですけど手応えはあった」と前向きに捉えた。