阪神が2位広島を下し、6連勝で優勝マジックを「10」に減らした。貯金は今季最多の31で、2位とのゲーム差も最大の9ゲーム差まで広げた。初回に森下翔太外野手(23)が左越え10号ソロで先制。これが球団の新人右打者では80年に18本塁打を放った現監督の岡田彰布以来43年ぶりとなった。投げては先発村上頌樹投手(25)が、3年目でプロ初の2桁勝利となる10勝目。試合後の岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。

(テレビインタビュー)

-岡田監督にとって試合のポイントは

「いやいや、もう先発の村上ですね。相手(広島先発床田)も、防御率争ってるというか、そんな点はとれないなと思ってたんですけどね。だから、まあ、ね。あっこまで0点に抑えて、ナイスピッチングやったですね」

-村上の評価できる部分は

「いやもう、いつも通りというか、無四球でしょ? 低めに、コントロールよくいくし、5回くらいまで安心してみてましたけどね」

-初の2桁勝利

「いやいや、どうだろう。本人もね、キャンプから、そんなのぜんぜん思ってなかったと思うし。ね。先発ローテーション入ってからのピッチングをみていると、2桁勝つんじゃないかなーとはね、そういう感じはしてましたけど」

-先発ローテの軸になった

「そうですね」

-島本、岩崎と盤石のリレー

「いやいや、8回まででね。あと1イニングで、イニング(規定投球回到達)もあるんでね。村上ね。打順的に、もう1イニングいけるかなと思ったんですけど、用意してたんでね。もし、1点とられたらね。だからまあ、ちょっとね、あっこで長打2本出るとは思わなかったんですけど、もったいなかったかもわからないですね」

-岩崎が自己記録更新の30セーブ

「あぁ、そうですね。8回の1点も大きかったと思うしね。打順的にちょうど中軸に回ったんですけど、本当にずっとねいいピッチングをしてくれていますね」

-森下、佐藤輝と若い2人の本塁打で主導権を握った

「森下のホームランがね、初回大きかったですね。あれから(床田が)ほとんどカーブを投げられなくなったみたいでね。まあだから、そんなにヒット、連打は期待できないなと思っていたので、本当に大きなホームランですね」

-球団の新人右打者で2桁本塁打は80年の岡田彰布選手以来

「ああそうですか。いやいや、まだ8本差あるでしょ」(場内笑い)

-そうですね、ご自身は18本でしたから

「そうです、はいはい」

-佐藤輝はここ5試合で3本塁打

「いや、ねえ、他の打席も、そんなに内容的にも悪くないし。何かちょっとつかんだっていうたらおかしいですけど、何か、そういう感じに見えますね。打席の感じで」

-3連敗だけはと話していた中で初戦を取った意味合い

「いやいや。これはすごく大きいし。まあ、明日投げるね、大竹にもすごく大きな刺激になったんじゃないですか。村上が10勝したんでね」

-9月負けなし6連勝、マジック10

「いやいや、すぐ減らないんで、それはもっと減ってからですね、意識すんのはね、もうちょっと減ってから(笑い)」

【関連記事】阪神ニュース一覧