阪神は3日、高山俊外野手(30)、北條史也内野手(29)、板山祐太郎外野手(29)、山本泰寛内野手(30)、二保旭投手(33)、渡辺雄大投手(32)、小林慶祐投手(31)、育成選手の望月惇志投手(26)の8選手と、来季の契約を結ばないと伝えたことを発表した。今後については7選手は現役続行を希望し、望月のみ未定となっている。

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渡辺雄は21年オフにソフトバンクから戦力外となり、育成契約で阪神に入団。昨季の開幕直前に支配下選手契約を勝ち取り、32試合に登板した。今季はウエスタン・リーグ30試合に登板するも1軍登板はなしに終わった。「矢野監督の元で、本当使ってもらって。プロ初勝利も、30歳過ぎて経験させてもらいましたし。なかなか1軍でそういうことを1年間味わうってことが、ホークス時代なかったので。今シーズンは今シーズンで苦しい中で挑戦し続けられたという所も、自分の経験としてはいい経験だった。すごく、いい2年間ではあった」。

今後は現役続行を希望する。「プロに入った時から可能性がゼロになるまではチャレンジするのを決めてこの世界に入った。来年からファームも2球団増えて、その球団も含めて可能性がある限りは、投げたい」と力を込めた。

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