阪神中野拓夢内野手(27)が地元山形・天童市の「天童市民栄誉賞」を受賞することが6日、決まった。同市が発表した。

天童市民に希望と活力を与える顕著な功績があり、かつ、広く市民が敬愛する者に市民栄誉賞を贈り、功績を顕彰する制度。98年に同賞を制定してから、2人目の授賞となる。

中野は球団を通じ「このたびはこのような賞をいただき大変光栄に思います。天童市で幼い頃に野球を始めた時から夢見てきたプロ野球の世界で、今年はWBCで優勝し、阪神タイガースでも初めて優勝することができて、自分自身の野球人生の中で最も充実した1年を送ることができています。次の目標である日本一に向けて、チームに貢献できるように取り組んでいくとともに、これからも自分が活躍することで、地元の天童市のみなさんに明るいニュースを届け、喜んでいただけるように、頑張っていきます」とコメント。山本信治市長は「春、2023ワールド・ベースボール・クラシックで14年ぶりの世界一、さらには、2023年セ・リーグ公式戦で18年ぶりの優勝に大きく貢献されました。日本そして世界の舞台でチャレンジする姿は、天童市民に大きな夢や希望、そして感動をもたらしてくれました。中野拓夢選手の活躍は、まさに天童市の誉れ。今後も天童市を挙げて応援していきます」とコメントした。

中野は岡崎市市民栄誉賞、山形県スポーツ栄光賞、東北福祉大の特別功労賞に続く受賞。“4冠”を引っさげ、38年ぶり日本一へ向かう。

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