中央学院大は千葉経大を延長戦の末に下し、最終節の初戦を白星で飾った。

プロ志望届を提出した中央学院大・下山昂大内野手(4年=八戸学院光星)は「5番三塁」で出場。2-2で迎えた延長10回タイブレークでは、4点を勝ち越し、さらに2死二塁で打席がまわり、中前打を放つと一塁上で右手を高々と挙げて喜んだ。

6回に相手失策で出塁したものの、9回まで無安打。同点の8回1死一塁でも併殺でチャンスをつぶしていた。「それまで消極的になっていた部分があったので、監督さんにもっと『積極的に振ってこい』って言われてしっかり打てたので良かったかなと思います」と接戦を制し、笑顔で振り返った。

 

◆下山昂大(しもやま・こうだい)2001年(平13)7月27日、青森県弘前市生まれ。5歳上の兄の影響で小1から野球を始めた。中学時代は弘前白神リトルシニアでプレーし、八戸学院光星入り。1年秋に正三塁手の座を獲得。3年夏は甲子園で令和最初の本塁打を放った。大学では1年秋から正三塁手に定着し、主将を務める。50メートル6秒7、遠投110メートル。憧れの選手は西武外崎修汰。173センチ、80キロ。右投げ右打ち。

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