DeNAが、ソフトバンクから戦力外通告を受けた森唯斗投手(31)、オリックスから戦力外通告を受けた中川颯投手(25)を獲得に向け、本格調査していることが10月31日、分かった。森は通算470試合に登板し、25勝27敗127セーブ、防御率2・94。18年にはセーブ王を獲得するなど、豊富な実績を誇る。

1年目の14年から7年連続50試合以上に登板したタフさも魅力の1つ。先発に転向した今季は6試合で2勝3敗、防御率4・60だったが、ウエスタン・リーグでは12試合で5勝5敗、防御率1・54と安定した。投手陣では今永、バウアーの去就が不透明で、先発、中継ぎともに可能な右腕は補強ポイントに合致する。

育成だった中川颯は今季、ウエスタン・リーグで21試合に登板し、0勝1敗、防御率1・38。オリックス投手陣の層が厚く、支配下登録はならなかったが、右下手投げから安定した投球を披露した。ドラフトでは、1位でENEOS・度会(わたらい)を指名。26年ぶりのリーグ優勝に向け、投手力の強化にも動く。

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