3部優勝の東農大は、2部6位の大正大に大敗し、初戦を落とした。

0-7とリードを広げられた8回。1死一、二塁からソフトバンク育成2位指名の宮里優吾投手(4年=岩倉)が7番手でベンチ入りして残っている最後の投手としてマウンドに上がった。

ドラフト指名後、2度目の登板となった最速151キロ右腕は、最速148キロをマーク。「点差も点差で明日以降勝つ気でいるので。今日は力で抑えるってよりは、打たせて取る風に投げた」と12日の2戦目につながる投球を意識。5番大竹に左安打を許すなど2死満塁とされたが、6番青木を初球のスライダーで右飛に打ち取って無失点で切り抜けた。

9回は先頭に四球を与えるも得点を許さず。1回2/3を0で抑えた。

先発したエース長谷川優也投手(3年=日本文理)は2回3失点と攻略され、序盤から苦しい試合展開となった。

北口正光監督(56)は「3部のグラウンドでやってきたわけだから。今日マウンドに立っておくのとおかないんじゃ全然違うと思うので。全員投げられたということで良い方向で明日に行かせてくれるんじゃないかな」とベンチ入りした全投手を登板させた理由を明かし、前を向いた。