中日からドラフト2位指名を受けた三菱重工East(神奈川)の津田啓史内野手(20=横浜)は1安打も放つも、9回の好機では3球三振。チームは初戦敗退となった。

4点ビハインドの9回には1死二、三塁で打席が回ったが3球三振に倒れた。「必ずチャンスで回ってくると思っていたので、何とか次につなぐ意識で1点でも多く積み重ねようという思いで立った。結果に結びつかず自分の実力不足かなと思います」と現実を受け止めた。

7回には内角131キロスライダーにつまらされながら右前へ運んだが、安打はこの1本のみ。5打数1安打に終わった。「対策は練っていましたが、内容としても完敗だった。一枚上手をいかれた」。遊撃守備では一塁送球が高く浮いて失策で出塁を許す場面もあった。

プロ入り前最後の公式戦となった。「チームの目標は優勝だったが果たせなくて悔しい」と初戦敗退に視線を落とした。

試合後は反省の言葉が口をついた。「これが自分の実力。死に物狂いで練習して自分のレベルを上げていくだけ。休んでいる暇はない。明日から切り替えてレベルアップのために練習していきたい」と今後を見据えた。

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