無駄なく回って“朗希討ち”につなげる。日本ハム万波中正外野手(23)が3日、今オフの取り組みとして「しっかり体の中心で回れるように。なるべく速く強く回るために、ちゃんと右足に溜めるっていうことと、左足も使ってバランス良く回る。その2つが大きいテーマ」と掲げた。

今季は自己最多25本を放ち、本塁打王まであと1本に迫った。「まずは去年のやってきたことを継続してより精度を上げる」。昨オフは、手を下から振ってしまう癖の改善に着手。高い位置をキープし下半身と上半身の連動で打つことを徹底し、結果につなげた。さらにステップアップするための作業が軸の安定で「今は(軸が)後ろに傾いている感じ。なるべく中心で回れるように。傾きがなければないほど、回転もどんどんしやすくなる」とイメージした。

来年3月29日の開幕ロッテ戦(ZOZOマリン)の相手先発は、佐々木朗が有力。対戦成績は過去9打数2安打、打率は2割2分2厘、4三振と苦戦している。「僕個人としては力負けせずに打ち返したい。誰かそういうバッターがいないと絶対ダメだと思う。僕は佐々木投手と四つに組んで戦える力を付けたい。開幕戦の印象って、めっちゃあると思う。まずはスタートダッシュで」。進化型スイングで先にワンパンチ食らわせ、精神的優位に立つ。【永野高輔】

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