巨人坂本勇人内野手(34)が5日、都内の球団事務所で契約を更改し、現状維持の年俸6億円でサインした。複数年の契約を結んでおり、来季が最終年となる。

17年目の今季は打率2割8分8厘、22本塁打、60打点だった。「けがもあったり、開幕からなかなか思うようにいかないシーズンだったが、けがさえ抜けば、それなりにはできたシーズンだったし、まだまだやれるなという手応えを感じた。またポジションも変わりますし、来年が大事だなと思っている」と引き締めた。

来季は三塁が定位置になる。今季終盤から新しいポジションとなり、「楽になったとかはないけれど、新鮮な気持ちでまた一から野球が始まった感じはすごくあった。新鮮な気持ちではやれている。5年前の僕はそんなこと想像もしていなかったですし、楽しみというか、新しい目標みたいなのができてうれしいのはうれしいです」と話した。

高卒1年目のオフから阿部監督の自主トレに同行させてもらった。15年からは阿部監督から主将も託された。「もちろん阿部さんに対して、個人的には特別な感情がある。ただジャイアンツの選手として優勝は使命。監督が変わったとか変わらないとかは関係なく、ジャイアンツは優勝しないと評価されないチーム」と決意をにじませた。(金額は推定)