TBSは31日、「WBC2023ザ・ファイナル」を放送し、準決勝メキシコ戦に先発したロッテ佐々木朗希投手(22)の様子が明かされた。

侍ジャパンは13年と17年に準決勝で敗退しており、鬼門となっていた。先発が決まった佐々木は「一番大事な試合」と臨んだ。

両チーム無得点で迎えた4回、2死から2者連続で不運なヒットを許し、続く打者に3ランを浴びた。

痛恨の被弾に、マウンド上で表情を変えない佐々木もベンチ裏でグラブをたたきつけ、うずくまって涙を流した。

「チームとして重い3点だった。序盤からチームの足を引っ張ってしまって悔しかった」と試合を振り返った。

バッテリーを組んだヤクルト中村悠平捕手(33)は「着替えに行くときに(うずくまっている佐々木を)見た。朗希のためにも逆転しないといけないと思った」と語り、ヤクルト山田哲人(31)も「そうなるよねって感じもした。絶対勝つという気持ちが強くなった」と話した。

チームは7回にレッドソックス吉田正尚(30)の3ランで同点に。佐々木はうれし涙を流した。