ロッテ佐々木朗希投手(22)の今季初登板が、25日の練習試合・韓国ロッテ戦(糸満)に決まった。第2クール最終日、吉井監督が明かした。佐々木の調整については「やり方が分かっているので、自分のやり方でしっかり調子を上げていってほしい」と、全幅の信頼を置いている。

例年とほぼ同ペースの初実戦に向け、キャンプ4度目のブルペン入り。直球、フォーク、スライダーを計21球を投じた。「まだまだ上がってくると思うので。そこは焦らずやっていきたい」と話した。ここまでの球数は2日に37球、4日に52球、8日に35球と計145球。50球超えが1度だが「例年よりもトレーニングの方を重点的にやっていって、その中で少しずつ投げる方を上げていくようにはしてました」と説明した。

今はシーズンへの備えに集中する。4日には視察した侍ジャパン井端監督から11月のプレミア12の侍ジャパン入りへ、異例となる早期“内定”をもらった。それでも「まだまだ先のことなので、まずはシーズンに集中して投げたいなとは思っています」と地に足を着けて調整を続けている。

チームはこの日、石垣島から2次キャンプ地の糸満へ移動した。佐々木は25日の実戦登板前にライブBPを石垣島で行った後、近日中に小島、種市らと糸満組に合流する予定だ。「時間をかけながら、自分の感覚を大事にして投げていけたらなと思います。いい準備をしたい」。来たるべき日に向け、着々と準備を進めていく。【星夏穂】

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