今季から先発に転向するソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)が来日8年目で1軍初先発し、4回を3安打1失点にまとめた。「個人的には感覚も良かった」。

昨季までのセットアッパーで量産した奪三振は1個ながら、縦に大きく割れる「モイネロカーブ」など全球種を投げてゴロアウト7個と打たせて取る新スタイルを披露。「先発の役割はなるべく点を取られないで、長いイニングを投げること。中継ぎでやっている時よりも打者を打たせないといけない」。最速を151キロに抑えて、61球と理想的な球数で有言実行の攻めをみせた。

降板後にはブルペンで20球を追加し、次回は中6日で、17日西武戦で80~90球をめどに投げる予定。小久保監督は「3月の終わりから入ってほしい」と語り、順調に中6日で回っていけばオリックスとの開幕カード第3戦、31日の先発が想定される。倉野1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーターは「入ってくるでしょうね。これだけの投球をするんですから」と目を細めた。【佐藤究】

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