広島大瀬良大地投手がオープン戦初登板で3回無安打無失点と、復活を印象づけた。

昨年10月末の右肘クリーニング手術後初の対外試合。立ち上がりから最速151キロを計測し、2者連続三振など3者凡退で滑り出した。2回は2死から連続四球と制球を乱すも、進藤の中直で悪い流れを切った。「今日は出力を上げていきたいなと。バランスが崩れてしまって、あそこは制御できなかった。それも含めて出力を上げられたのはプラスだったと思う」。3回は3者凡退で終えた。

降板後は変化球の精度改善を課題に挙げたが、技術面の反省が全快を物語る。新井監督も開幕ローテ入りに「当然。彼の場合は肘の具合だけ。万全であれば当然でしょう」と明言した。大きな1歩を踏み出した右腕は「技術的なところやイニングを伸ばしていくところを次回の登板で消化して、いい形でつないでいけるように準備していきたい」と前を向いた。

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