楽天藤井聖投手が今季オープン戦初登板で7回途中無失点と好投し、開幕ローテ候補に急浮上した。初回はヤクルト打線を6球で3者凡退に。順調にスコアボードにゼロを刻み、7回2死一塁。味方の失策で走者一、二塁となったところで交代した。「よかった。疲れたっす。全部出し切ったっす」と充実感をにじませた。

当初は2年目右腕の荘司が先発予定だったが、右膝負傷により回避。機会が巡ってきた。雨天中止もあって、藤井の実戦登板は2月27日以来。2週間以上空いた中で、106球で5安打7奪三振に抑えた。今江監督は「非常にいい投球をしてくれました。プロの世界はこういうチャンスをものにした人がグッといく可能性もある」とたたえた。

開幕2戦目の先発をにらむ荘司はブルペンで軽めの投球練習を行い、17日のロッテ戦には同じくローテ候補の内が先発する。藤井は「アピールになってればいいなと思います」。できることは、やり切った。

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