開幕ローテ当確の楽天岸孝之投手(39)が、安定感抜群の投球でゲームメークした。緩急を使いながらテンポ良く投げ込み、5回を61球、2安打1失点4奪三振。「やりたいことをやって、その通り投げられたっていうのもあるし、そこに結果もついてきたので、良かったかなとは思います」とうなずいた。

最速は142キロながら変化球とのコンビネーションで、相手打線を翻弄(ほんろう)した。2回2死一塁からはロドリゲスを直球、カーブで簡単に2ストライクと追い込むと、3球目のチェンジアップで空振り三振。4番中田は1打席目がカーブで一ゴロ、2打席目はチェンジアップで二飛に打ち取った。

4回に5番細川に内角138キロを捉えられて特大のソロを浴びたが、最少失点で予定していた5回を投げ抜いた。「ものすごい1発は打たれましたけど、あれが悪かったかって言われたら、そうでもないですし、特別悪いところはなかった。もうちょっと最初からちゃんと行けるようにとは思います」と気を引き締めた。

今後は中6日で回り、次回登板は27日のイースタン・リーグ日本ハム戦(森林どり泉)の予定。シーズン初登板は開幕2カード目の4月3日日本ハム戦(エスコンフィールド)となる見込みだ。

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