西武今井達也投手(25)が、自身初となる開幕戦のマウンドに上がった。昨季6勝、防御率0・87と抑え込んだ楽天打線相手に序盤から真っ向勝負した。1回先頭の茂木から157キロの速球で空振り三振を奪うなど2奪三振。2回先頭の4番浅村からスライダーで空振り三振を奪うなど、7回まで毎回となる11個の三振で無失点に抑える奪三振ショーを披露した。

相手の先発左腕早川と、同学年同士の投げ合いとなった。作新学院時代の16年夏の甲子園準々決勝で、早川擁する木更津総合と対戦経験がある。当時は3-1で作新学院が勝利。勢いに乗り、その後全国制覇まで駆け上がった。開幕戦前日には「相手よりもちろん失点を少なく終わりたい。開幕戦なのでお互い、両チームまず勝って、シーズンをスタートしたいというのが第一だと思う。そういう面でも投げ負けないという気持ちを、相手以上に強く持ちたいと思う」と意気込んでいた。

プロ8年目。初めて託された大役をしっかりと全うした。「チームを代表して投げるので、責任感を強く持ってマウンドに立ちたい」と口にした右腕の24年シーズンが幕を開けた。【山崎純一】

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