阪神近本光司外野手が、プロ通算150盗塁に到達した。阪神在籍中の達成者は赤星憲広氏以来、5人目。吉田義男氏らレジェンドも通った道だ。「ここまで積み重ねてきて、たくさんの人に感謝したい」と語った。

両軍無得点の3回に二失で出塁。けん制を1度もらい、2番中野への2球目でスタートを切った。鋭いスライディングでセーフ。これが今季初盗塁となった。「技術はすごく大事。そんな簡単なものじゃないけど、技術で足は速くなると感じています」。子どもたちに足が速くなるには? 

と問われると「腕をしっかり振って足の回転を速くしよう」と優しく返答するリードオフマン。過去4度盗塁王に輝いた男が技を磨き続け、プロ6年目、669試合目で節目の数字を残した。

初回には中前打で出塁しており、この日は2四球も含め4出塁と1番の役割を遂行してみせた。

【動画】近本チャンス広げる通算150盗塁のシーン