球界最年長44歳のヤクルト石川雅規投手が、イースタン・リーグの楽天戦に調整登板した。先発し、2回25球1安打無失点。「結果0っていうのが一番。いくらヒット打たれても何を打たれても0が一番なので、それが良かったかなと思います」と振り返った。先発予定だった前日9日の同戦は雨天中止。スライド登板で迎えた中で「そういう意味でしっかりと準備っていうのは出来たと思うので、イニング球数は少なかったですけども、しっかりと打者に入っていく準備できたのかなとは思います」とうなずいた。

1回2死走者なしから中前打されても、次打者をカットボールで遊ゴロ。2回2死から味方の失策で出塁を許しても、次打者には内角低めいっぱいの131キロ直球で見逃し三振。6個のアウトの内、ゴロアウトは4。変化球をコースに投げ分け、貫禄の投球術を示した。「ストライク先行していきたいっていう中で、ボール先行の部分もありましたけども、その中でどうやって打ち取っていけるかなので、ストライクゾーンでしっかりとゴロを打たせられたのが良かったですね」と手応えを口にした。

今季1軍登板はまだ迎えていない。当初は4日広島戦(マツダ)に先発予定だったが、3日同戦が雨天のため中止。同日に先発予定だった高橋奎二投手(26)が、4日にスライドし、石川の登板が流れていた。勝てば23年連続勝利となり、目標とする山本昌、工藤公康、三浦大輔の最長記録に並び、入団1年目からでは史上初めてとなる。「次投げるチャンスがあるところで準備するのがどんなゲームでも大事なので、しっかりと準備できる限りの準備をしたいなと思います」と意気込みを口にした。

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