<西武2-3ロッテ>◇10日◇ベルーナドーム

「おかわり君」が、どでかく美しい1発を放った。西武中村剛也内野手(40)が、ロッテ2回戦(ベルーナドーム)の1点を追う9回1死、左翼に同点本塁打を放った。

試合には延長戦の末に敗れたが、41歳シーズンもホームランアーチストぶりは健在。この1本で04年から21年連続本塁打となり、球団新記録を達成した。通算500本塁打までも残り28本。大台に一歩ずつ、着実に近づいていく。

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今年8月に41歳を迎える中村剛也の今季に挑む姿勢は例年と変わらない。春季キャンプは高知・春野のB班(2軍)でスタート。じっくりと体をつくった。オフもバットを振り込んだが、例年との大きな差はなかった。「(量は)一緒ぐらいじゃないですか。そんなめちゃめちゃハードにやっているわけでもない。ちょくちょく継続しながらやっています」と「おかわり君」流で進めてきた。

プロ野球の第一線で活躍するアスリートだが、年齢を重ねても、大きな衰えというのはあまり感じていないという。「あんまりないっすね。多少早起きになったぐらいですかね」。コンディション面で工夫している点も「うーん。そんなにないですかね」。調整法もルーティンも、いつもと変わらない。グラウンドでの大きな存在感も、もちろん今年も同じだ。【西武担当=山崎純一】

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