広島が快勝で最下位を脱出した。

4試合連続完封負けと、昨季からポストシーズンを含む甲子園11連敗が止まった。試合後、疲れた表情で現れた新井監督は1回、遊ゴロで37イニングぶりの得点となった先制点を生んだ小園をたたえた。「あのショートゴロ見て、小園…。小園も成長したなって感じた。追い込まれていないのに狙ってショートゴロ打ちにいって。いろんなものを背負っての打席だったと思う。見ていて成長を感じたというか。いいバッティングだった」としみじみ語った。

2回には、指揮官が「(4戦連続完封負けで)重苦しい空気だったので今日はベテランの力を借りよう」と、5試合ぶりに先発起用した会沢が左適時二塁打でリードを広げた。呪縛から解き放たれた打線はこの回5得点。チームはこれまでのうっぷんを晴らすかのように今季最多の13安打。甲子園での連敗も止めた。

▽広島堂林(3安打)「勝って何よりです。自分の安打よりもそっち。勝てばいいので。自分のことよりもチームのことなんで」

【動画】広島37イニングぶり得点!スコアボードに「1」新井監督もホッとした表情