働き方改革で首位固めへ-。中日立浪和義監督(54)が11日、主砲・中田翔内野手(34)らへの定期休養プランを明かした。10日DeNA戦(横浜)まで5連勝で名古屋に戻ったチームは12日からの阪神3連戦(バンテリンドーム)へ向け本拠地で調整。昨季Vチームを迎え、8年ぶりとなった単独首位の堅持をにらむ。打線の中心は今季から新加入した中田。連勝中の7日広島戦では体の張りからベンチを外し、11日からのDeNA2連戦での2試合4打点の大活躍につなげた。

「出ないと一気に柱がいなくなる。(年間)トータルで考えた時に、いなくなったら困る選手。体調面で違和感がある時は工夫しながらやりたい。1週間で6試合あるときは、どこかで1日空けることも考えないといけない」。中田は今年で35歳を迎え、この日も練習参加を免除された。22年こそ109試合に出場しているが、21、23年は100試合未満。シーズン完走を見越してのものだ。

5連勝中には2失点の投手陣、特にリリーフ陣にも同様の休養を与える。開幕から11試合で7試合登板し、6ホールド、防御率0・00のセットアッパー勝野は10日DeNA戦はベンチ外。「1週間に3、4試合登板でも、うまく空けられるように。次の日が試合のない日に空けたら2日間休める」。主砲とリリーフ陣は、今季躍進の中日の要。働き方改革で、13年ぶりの優勝を引き寄せる。【伊東大介】

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