東洋大は立正大に敗れ、勝ち点を落とした。

今秋ドラフト候補に挙がるエース岩崎峻典投手(4年=履正社)が、本来の力を発揮できなかった。

開幕戦で先発し、4回1/3を5失点。2回戦ではチームが延長12回タイブレークを制し、リベンジで臨んだ3回戦のマウンド。

0-0の3回2死一、二塁から3番安田大輝内野手(3年=履正社)に中前適時打で先制を許した。続く打者に四球を与えて2死満塁のピンチを招くと、5番蔵田亮太郎内野手(4年=聖望学園)に中前適時打を打たれ、一気に2人の走者が生還。2死を取ってから3得点を奪われ、2回2/3で無念の降板となった。この日の球場表示の最速は152キロ。スカウトのスピードガンでは最速148キロを計測した。

打線は4回に、2回戦で決勝打を放った4番池田彪我内野手(3年=三重)に右越えソロ本塁打が飛び出すも、チームは9安打2得点であと1本が出なかった。

開幕戦に続き、この日もNPBスカウトが視察に訪れた。ヤクルト・斉藤宜之担当スカウト(47)は岩崎について「球の強さがある。次回に期待したい」と話した。

4番手でマウンドに上がり、今秋ドラフト候補に挙がる柿本晟弥投手(4年=東洋大姫路)については「球が強い。アベレージで145くらい出ていた。もっと長いイニングを投げているところを見たい」と話した。