日大が2連勝で駒大を下し、今季初の勝ち点を挙げた。

前日にスタメンを外れた正遊撃手の角田勇斗内野手(4年=習志野)に、奮起の1発が飛び出した。

1-1で迎えた4回2死三塁から三失で勝ち越すと、なおも2死一塁から7番南條碧斗捕手(4年=報徳学園)が右翼への適時打。2死一塁から8番角田が直球を捉えて左越え2ラン。一挙4得点で試合を動かした。

角田は第1週亜大との2回戦で、失点に結びつく失策をした。3試合で4打数1安打と打撃も低調だったこともあり、2試合ぶりのスタメン復帰となった。角田は「自分は守備で出させてもらっている。守備がダメだったときには、それは当たり前のように試合に出られなくなるので。今回でスタメンは最後だと思って」という気持ちで臨んでいた。「自分の中で変化をもたらしたかった」と、バットをいつもよりこぶし1個と指2本分短く持って結果につなげた。

片岡昭吾監督(46)は「芯に当たったのは初めて見ました(笑い)」と笑いを誘い、「今日の練習からバットを短く持ってコンパクトにという意識でやっていた。練習からなにかしてくれるかなというような気はしてました」と、より一層目の色を変えて臨んだ角田の頑張りを評価した。

第3週は29日から中大との対戦カードに挑む。