阪神森下翔太外野手(23)が、豪快な先制タイムリーを放った。

両軍無得点の3回、2死から近本、中野が連打でつなぎ、一、二塁のチャンスから巨人赤星の内角150キロ直球を強振。打球はグングン伸び、中堅の佐々木が目測を誤り、遅れて背走するも間に合わず、頭を越えて2人の走者をかえした。森下は三塁を狙うもタッチアウト。貴重な先制打でチームに勢いをもたらした。

「この試合初めてつくったチャンスでしたし、絶対モノにするんだという気持ちでした。追い込まれていましたが、しっかり自分のスイングで振りぬくことができました」

この日は、1985年(昭60)の同日に3番バース、4番掛布雅之、5番岡田彰布の「バックスクリーン3連発」が生まれた伝説の記念日。今年は「甲子園&巨人戦&水曜日&ナイター」のすべてが39年ぶりに重なる巡り合わせとなっている。惜しくも柵越えはならなかったが、3連発再現へ期待をもたせる痛快な一打となった。

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