巨人坂本勇人内野手(35)がミスターを超える通算187度目の猛打賞をマークした。長嶋茂雄の記録を上回り、プロ野球歴代単独3位に浮上。セ・リーグ新記録となった。
2点を追う9回無死一、二塁で広島栗林の144キロカットボールを捉えた。三遊間を破る左前打。相手の失策も絡み1点差に迫った1本が、この試合3安打目だった。「いい感じで打てました。相手もストッパーですし、ああいう展開を作っていくしかないんじゃないですか」。ミスターの目前で並んだ3日阪神戦以来の猛打賞。土壇場に粘りのもう1本が出た。
試合前のフリー打撃では、最初に緩いカーブボールを打ち込んだ。軸足にしっかり力をため込みながら、強いスイングを繰り返し準備して結果に結びつけた。5回2死からは九里の外角143キロ直球を右翼線に運ぶ二塁打とし、通算448本目で山内一弘に並ぶ歴代3位。2回先頭では左前打でチャンスメークし、2点先制に導いた。チーム12イニングぶりの得点も、起点は坂本からだった。
試合は敗れたが、直近5試合はすべて安打をマークし、21打数8安打、打率3割8分1厘と状態は上向き。「今日はすごくよかった」。勝利にいざなう1本を積み重ねていく。【上田悠太】
▼坂本が3安打を放って今季3度目、通算では187度目の猛打賞。猛打賞の最多回数は張本(ロッテ)の251度だが、セ・リーグでは長嶋茂雄(巨人)の186度を抜く新記録。右打者としても長嶋を上回る最多回数で、歴代単独3位となった。



