赤ヘル打線に屈した。日米通算200勝に王手をかけていた巨人田中将大投手(36)が広島戦に先発するも、2回6安打5失点(自責4)でノックアウト。不運な当たりや味方の失策も重なったが、悔しい結果に終わった。試合後、阿部慎之助監督(46)は田中将の次回登板について未定とした。チームは広島に敵地で同一カード3連敗。3位DeNAに1・5ゲーム差に迫られた。

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田中将が険しい表情でマウンドを降りた。2点の援護を受けた直後の2回。1死満塁のピンチの場面で1番中村奨を真ん中低めスプリットで注文通りの内野ゴロに打ち取った。だが、ここで遊撃手・泉口が痛恨の失策。同点に追いつかれると、続くファビアンの打席で暴投と左前2点適時打。4失点を喫し、この回限りで降板となり「本当に悔しい結果に終わりました。相手のバランスを崩しきれなかったところが大きな要因」と振り返った。

初回からつまずいた。先頭の中村奨にはいきなりの3ボール。制球が安定しないまま、2死一、二塁のピンチを招くと末包に左越え適時打を許して先制された。制球に苦しむ場面もあったが「もちろん自分の細かなコントロールっていうところもありますけど、それがいつも完璧じゃないと抑えられないのかっていうのが問題」と淡々と話した。

一抹の不安も的中した。200勝に王手をかけた田中将の登板にチームメートの士気は自然と高まる。「その気持ちはもう痛いほどありがたい」と感謝しつつも「そういう風に言ってもらえるのはありがたいけど。でも、なんかそれで余計なことになったら嫌だから。いらんプレッシャーというか…どう言っていいか分からないですけど」。この日も勝負どころでの失策が大量失点につながった。

大台到達は足踏みとなった。阿部監督は次回登板について「ちょっとこれから考えようかなと思います」と登録抹消を含めて未定とした。大偉業への挑戦は次週以降へ持ち越しとなった。【水谷京裕】

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