東海大の大塚瑠晏(るあん)内野手(4年=東海大相模)が、日本ハムから3位で指名を受けた。

169センチ、74キロと上背は決してないが、遊撃手として50メートル走5秒9の俊足を生かした守備範囲の広さは大きな魅力だ。元巨人スカウト部長で同校の長谷川国利監督(63)は「NPBに指名されることが目的ではなく活躍することを念頭に置いてやっていた。場面に応じた柔軟さに加えて作戦を遂行する力は他の学生たちとは全く違うレベル」と才能を高く評価。侍ジャパンの井端弘和監督も「世代NO・1。動き、スピード、正確性において高いレベルにある」と太鼓判を押された。

高校時代の不運が今の原動力だ。東海大相模3年のセンバツは優勝したものの、自身は急性胃腸炎になり準々決勝からベンチを外れた。同年夏は大会メンバー17人を含む22人が新型コロナウイルスに感染し、県大会準々決勝で出場辞退。ここぞの勝負どころでプレーできなかった悔しさは胸に刻まれた。

大学4年間で着実にステップアップし、今夏には大学日本代表の一員として第45回日米大学野球選手権に出場するなど目の肥えた指導者たちが絶賛する大器へ進化した。両親がつけた名前の瑠晏(るあん)は「人を魅了するように」と願いが込められ、「成功ももたらす」画数だ。晴れて指名を受け、念願の舞台でプレーする姿を見るのが待ちきれない。