11年ぶりの日本球界復帰を目指していた前田健太投手(37)の楽天入団が決まった。26日、球団が契約合意したことを発表した。
「マエケン先生」としても大きな期待がかかる。楽天先発陣は12月で41歳を迎える岸が健在だが、29歳藤井、27歳早川、25歳荘司、24歳古謝ら20代前半から後半の選手が中心だ。今秋ドラフト会議では将来のエース候補として1位で花園大・藤原聡大投手(22)、2位で早大・伊藤樹投手(22)を指名した。
前田は広島時代から後輩の面倒見が良く、変化球やフォームなどのアドバイスを惜しみなく伝えてきた。自身主催の自主トレにも広島の大瀬良、森下、阪神時代の藤浪(現DeNA)ら各球団のエース級が参加。チーム問わずに経験豊富な技術、知識を求める「マエケン塾」入門希望者は多く、兄貴分として慕われてきた。
楽天は通算120勝右腕の則本が海外FA権を行使し、メジャー挑戦を最優先に移籍先を模索。宣言残留の可能性はあるものの、去就は流動的な状況となっている。先発経験が豊富で、兄貴分だった則本が退団することになれば大きな痛手になる。その穴を埋める存在としても前田に白羽の矢が立った形だ。
今季、楽天の先発防御率はリーグ最下位の3・72で、チーム最多勝も古謝、リリーフ西垣の7勝止まりと苦しんだ。規定投球回到達者は球団初のゼロと今オフは先発補強が急務だった。日米通算165勝を誇るマエケン獲得は戦力、伝承役の両面で楽天にとって大きな補強となった。【楽天担当=山田愛斗】



