今年の球団ただ1人の高校生新人、ドラフト6位西川篤夢内野手(神村学園伊賀)が8日、度胸満点の“1軍デビュー”を果たした。2軍から育成選手の名原とともに初の1軍合流も、落ち着きある軽快な動きを見せた。クール最終日の名物メニュー・ロングティーまで約6時間の初練習を終え「小園さんと矢野さんにいろいろ丁寧に教えていただいたので、今日は1日、中身の濃い1日でした」と初々しい笑顔で充実の汗を拭った。

自身の背番号54から、昨年12月の入団会見で目標とした小園(5番)と矢野(4番)から貴重な助言をもらった。打撃練習では高卒1年目に開幕1軍入りした小園に取り組みを聞き、マシン打撃でプロの速度に慣れる重要性を説かれた。ノックでは24年ゴールデングラブ賞の矢野に質問攻め。詳細は明かさなかったが、1歩目が前に出る動きを指摘され「今までとはまったく違う、正反対のことをやっていた」と目からうろこの金言に感激していた。

1日体験ではなく、休日明けの10日紅白戦にも出場する。「いいアピールができるように。沖縄に行けるように頑張りたい」。大抜てきに満足することなく、貪欲に2次キャンプ地の沖縄行きの切符をつかみにいく。【前原淳】

▽広島新井監督(新人西川に)「守備にしても、打撃にしても、いいものを持っているなと見える。高校生には見えないくらいの動きをしていたと思います」

◆西川篤夢(にしかわ・あつむ)2007年(平19)12月28日、三重県出身。三重・神村学園伊賀では1年夏からレギュラーで1年秋から遊撃手。甲子園出場はなし。25年ドラフト6位で広島入団。昨年12月の入団会見では、背番号54にちなみ「小園さんの5と、矢野さんの4。将来的には、おふたりの素晴らしいところを足した選手に」と宣言。契約金2500万円、年俸450万円。183センチ、77キロ。右投げ左打ち。

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