阪神の新外国人、キャム・ディベイニー内野手(28=パイレーツ)が、初打席で“来日初安打”を放った。チームの今年初の対外試合に「3番遊撃」で先発。初回、日本ハム達に前川、森下が連続で空振り三振に倒れた直後だった。3球目の外低め137キロカットボールを中前へ運んだ。
「打席での感覚、すごくよかったです。初日いい感覚までに持っていくのに時間がかかるので、打席や打撃の内容は今のところほっとしています」。ベンチに向かって右腕を突き上げ、ほっと胸をなで下ろした。
昨季8勝を挙げた強力右腕からの1打に「カーブも大きく、すごく有効的な印象もありましたし、真っすぐも伸びがあって力強い。それに対してしっかり準備できたというのが大きかったかなと思います」と手応え。日本に順応していく自信にもつながりそうだ。
藤川監督も元気な姿にまずは安心の様子。「(日本に)来たところから特守もできて、打撃も特打もできて、吸収できるという年齢。それから受け入れようとする姿がありますから、ゲームに出ることも彼の中で経験になる」。4回2死一、三塁の守備では細川の打球を後逸して適時失策となったが「実戦に出て課題が出るというのは、これは新しい選手にとって非常に大事なこと。ミスでもなんでもないんですよ」と背中を押した。
ディベイニーも貪欲な向上心を持つ。「今まで自分がアメリカでやってきたことから何を変えていかなければいけないのか。もっと練習を重ねて、取り組んでいければと思っています」。日本で飛躍する1歩を踏んだ。【磯綾乃】



