オリックス平野佳寿投手(42)がNPB通算1000奪三振を達成した。

3点リードの4回から4番手登板。1死から佐藤直樹外野手(27)に中堅への特大ソロアーチを被弾したが、続く中島大輔外野手(24)をカウント2-2と追い込み6球目132キロのフォークで空振り三振を奪った。プロ野球史上160人目。

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プロ入り20年目の平野は貪欲だ。コーチ兼任の肩書がついた今季は春季キャンプからカットボール、ツーシームに磨きをかけ続けた。

「やらないと抑えられないので、ってだけです。若いときは、真っすぐ1本で抑えられる時もあった。それじゃもうできないので。本当にいろんなことをやらないと抑えられない」。全盛期の155キロ超の直球とフォークには頼れない。

技巧派へのモデルチェンジ。「かっこよすぎますよね、モデルチェンジだと。今まで(のスタイル)では抑えられなくなったから。そうしなきゃいけない」。練習、試合後はコーチ業としてミーティングに参加する。時間的な制限もある。それでも新たな道を探る。42歳の右腕は挑戦をやめない。【伊東大介】

▽オリックス岸田監督(平野の1000奪三振に)「これだけ長くやってきて1つ1つの積み重ね。本当に素晴らしい。1発は浴びましたけど、あそこできっちり(抑えてベンチに)帰ってこられるのは、さすがの内容だった」

▼通算1000奪三振=平野(オリックス) 29日の楽天3回戦(京セラドーム大阪)の5回、中島を空振り三振に仕留めて達成。プロ野球160人目。初奪三振は06年3月30日の楽天3回戦(フルキャスト宮城)で磯部から。42歳0カ月で達成は、53年若林(毎日)の45歳7カ月に次いで2位の年長記録。