中日三瀬幸司投手(38)が26日、名古屋市中区の中日ビルで現役引退会見を行った。

 28歳でプロ入りした三瀬は、04年のダイエーで最優秀救援投手&新人王を受賞。10年途中の中日移籍後も救援で活躍し連覇に貢献した。感慨深げに引き際を語った。

 「引退を決めたのはずいぶん前です。正直、春先ぐらいから肩の状態が思わしくなく、中継ぎは毎日投げないとダメなので、それが困難だということで決めました。こうやって人に告げることはつらいけど、後悔はしていません。(落合)GMには7月ぐらいに引退したいと話をしました。『もうちょっとがんばれ。肩を治して谷繁監督を助けてやってくれ』と言われて1度保留しましたが、今月頭にGMに引退をもう1度伝えて了承されました。GMからは『ご苦労さん』と声をかけられました。中日でも優勝に貢献できたと思うし、すっきりした気持ちです」

 今後は球団スタッフとして残留することが内定した。本拠地最終戦となる10月1日DeNA戦(ナゴヤドーム)で引退登板に臨む。